阿藤快に関連する作品一覧
御用牙
アナザヘヴン
脳みそが抜き取られ料理されるという、猟奇連続殺人事件が発生した。遺体や現場の状況から検屍官の赤城によって、犯人は体重100キロ、握力150キロ以上、しかも料理が得意な人物と目された。事件を担当した捜査一課の早瀬刑事は、犯人像とは似ても似つかないと反対する飛鷹警部の意見を押し切り、事件の3日前に美術館に出かけたまま行方不明になっていた女子大生・柏木千鶴を容疑者として捜索を開始。だが、彼女もまた脳みそがない状態の死体で発見されるのだった。しかし、事件はそれで解決した訳ではなかった。その後、同じような事件が若い会社員・木村敦や警察病院の医師・笹本美奈によって引き起こされる。早瀬は、以前担当した事件の犯人だったキャバクラ嬢の朝子に、真犯人は人間ではない何かだと助言を受けるが、彼女もまたその何かに体を乗っ取られてしまう。そして、その何かとは「悪意」だった。
ワイセツ家族 母と娘
とられてたまるか!?
はなれ瞽女おりん
青春の殺人者
厳格な両親のもと、溺愛されて育った22歳の青年、斉木順。親に与えられたスナックの経営を始めるが、ある日、両親にスナックで手伝いをしている幼なじみのケイ子と別れるよう迫られる。口論の末、父親を殺してしまい、さらには行き違いから母親までも刺し殺してしまう…。
赫い髪の女
中上健次の短編「赫髪」をもとに若き日の荒井晴彦が脚本を手掛け、神代監督が鮮やかに映画化。日活ロマンポルノを代表する1本として熱く語り継がれる傑作。建設会社でダンプカーの運転をする主人公・光造と、彼が道で拾った赤い髪の女との、ただれた愛欲のうねり、その閉塞した街でくりひろげられる男と女のよどんだ関係。そして、一方に、そこから逃げ場を求め始めた男と女がいた……。
十階のモスキート
卒業 -GRADUATION-
駅 STATION
その日、警察官の英次は雪の降り続く銭函駅ホームで、妻の直子と、4歳になる息子義高に別れを告げた。離婚を承諾した直子は、動き出した汽車の中で、英次に笑って敬礼するが、その目には涙が溢れていた。苛酷な仕事と、オリンピックの射撃選手に選ばれ合宿生活が続いていたことも原因であった。傷心をひきずる中、ある日の検問中、英次の上司・相馬が英次の目前で連続警察官射殺犯“指名22号”・森岡茂に射殺された。中川警視の「お前には日本人全ての期待がわかっている」との言葉に、犯人を追跡したい英次の願いは聞き入れられなかった。テレビが東京オリンピックマラソン競技三位の円谷幸吉の自殺を報じていた。「これ以上走れない……」英次にその気持が痛いほどわかった。
キクロプス
きらきらひかる
フリーでイタリア語の翻訳をしている香山笑子は親の勧めで見合いをすることになった。相手は30歳の医師・岸田睦月。笑子は情緒不安定でアルコール依存症、睦月は同性愛者だったが、それを納得して2人は結婚する。新婚生活がしばらく過ぎた頃、笑子は睦月の恋人・藤島紺に接触しようとする。最初は警戒した紺だったが、ある夜、睦月が帰宅すると紺がやって来ていた。3人の間には、友情とも愛情ともつかぬ不思議な関係ができあがりつつあった。睦月は笑子を好きになっていたが、彼女を抱くことはできず、彼女の親友・瑞穂に笑子に恋人を紹介してやってほしいと言う。それを知った笑子はショックを受けた。紺もまた笑子の方に同情的だった。やがて笑子の両親に、瑞穂を通して睦月が同性愛者であることが知れ渡り、離婚騒ぎになる。笑子は睦月と別れないためにも、人口受精で子供を作ることを考えるが、睦月は猛反対する。関係のバランスの崩れた笑子、睦月、紺の3人は気まずい気持ちのまま夜の街を車で走っていく。途中、笑子がひとり車を降りて夜の闇の中に走り去る。睦月を責める紺。夜明けが来た。倒れるまで走り続けた笑子の前に、睦月と紺の優しい笑顔があった。
バカヤロー! 私、怒ってます
第1話「食べてどこがいけないの?」婚約者に気に入られようとダイエットに励む静香だが、彼は静香の努力も知らず文句ばかり。第2話「遠くてフラれるなんて」郊外の家に暮らすOLの佐恵は、終電が早すぎてデートも満足に楽しめない。第3話「運転する身になれ!」気の弱いタクシー運転手、益子はわがままな客たちに振り回される。第4話「英語がなんだ!」さっぱり英会話が上達しない会社員の向坂は、上司から無能扱いされる。
魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE
原子力戦争LOST LOVE
東北のある港町に、田舎の実家に戻ったきり帰京しない女を探しに坂田 がやってくる。しかし実家では門前払いをされてしまう。そこへ新聞記者の野 上がやってきて坂田に近付き、原子力発電所の技師が妻ではない相手と起こした 心中事件の話を聞く。野上はその陰に原発事故があるとにらんでスクープを追い 始めるが...。
JOHNEN 定の愛
カメラマンのイシダは、海岸でヌードモデルの撮影中、金髪の謎の老紳士オオミヤに出会い、その妻サダの狂おしくも妖しい美しさに心奪われてしまう。燃えるような緋色の長襦袢に、したたる漆黒の洗い髪で恨みがましく見つめるサダの視線に射すくめられたイシダは、オオミヤに頼まれたサダの撮影すら忘れて、彼女の開いた下肢の間に倒れこんでいく。激しく貪りあうサダとイシダ、二人の愛の情念。それはやがて時空を超え、226事件で世間が騒然としている昭和初期の東京へと向う。
板尾創路の脱獄王
昭和初期の信州第二刑務所。そこに、拘置所を2度も脱走したいわくつきの囚人、鈴木雅之が移送されてくる。簡単には脱獄できないはずの信州第二刑務所を、鈴木は1時間もたたないうちに脱獄。その後、刑務所近くの線路沿いで身柄を取り押さえられた鈴木だったが、看守長の金村はそんな彼に興味を持ち始める。
ホームレス中学生
大阪のベッドタウン。田村裕は夏休みを前にふざけてばかり。学校から帰宅すると、玄関の前に“差し押さえ”と書かれたテープが貼られた家具が…。やがて自転車に乗って登場した父が「これからはおのおの頑張って生きてください。解散!」と言って去る。
20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり
翌年に大阪万博開催を控え、人類が初めて月に降り立った1969年の夏、小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。そんな彼らの秘密の遊びの一つである“よげんの書”には、悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想の数々が描かれ、彼らをワクワクさせるのだった。
影武者
巨匠・黒澤明監督が手がけた戦国スペクタクル巨編。武田信玄の影武者として生きた男の悲喜劇を荘厳にして絢爛な映像で描く。戦国時代。家康の野田城攻めの折り、鉄砲で撃たれこの世を去った武田信玄。弟信廉は信玄死すの報を打ち消すため信玄の影武者を立てる。男は盗みの罪から処刑されるところを信玄と瓜二つだったことから助けられたのだった。だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
探偵物語
高島は引っ越してきてからずっと隣人で同じ名前を持つ探偵・風間につきまとわれていた。ある夜、風間を訪ねてきた女性が肝臓をえぐり取られ殺される事件が発生し、さらに殺人事件が続発。2人は事件の真相を探ろうとする。
野球狂の詩
俺達に墓はない
松田優作がTVでの代表作「探偵物語」と同年、放送開始に先駆けて主演した群像アウトローアクション作。東映系のプログラムピクチャーながら、1974年の「あばよダチ公」の澤田幸弘監督など、松田と息が合った旧日活のスタッフが多数参加した。同年の角川映画「蘇える金狼(1979)」などで見せたスター性も魅力的だった松田だが、本作では小品なのを逆手に取り、役者として楽しめる仕事を選んだ模様。アドリブらしき演技も多く、TV「探偵物語」への助走を思わせる。共演はそんな「探偵物語」でも松田と共演する竹田かほりら。
刑務所を出所したばかりの島はデパートで偽の爆弾を使って騒ぎを起こし、デパートのレジから現金を盗むのに成功。その金で銃を手に入れた島は弟分の“ヒコ”こと石川と、ある暴力団が経営するノミ屋の金庫から大金を奪おうと計画。だが、2人がノミ屋を襲うと先客がいた。最近2人の周囲に現われていた男、滝田だった。やがて島たちと滝田は手を組み、暴力団が主催する海外賭博ツアーの客たちが乗ったバスの襲撃を計画するが……。
Don Matsugorô no daibôken
カポネ大いに泣く
梶山季之の同名小説を、鈴木清順監督が萩原健一、田中裕子、沢田研二のオールスターキャストで映画化。時は昭和初期―男も女もみな自由奔放だった頃。熱々の仲の浪曲師順之助と芸者小染はひょんなことからアメリカへ渡る。世はまさに禁酒法下。2人はシスコの日本人ボス、ガン鉄を巻きこんで、密造酒をめぐり、夜の大統領アル・カポネと対峙するが……。
白昼の死角
戦後、東大法学部の学生が設立した金融会社“太陽クラブ”は急成長を遂げたが、メンバーの隅田がヤミ金融容疑で検挙され焼身自殺を図る。残された鶴岡は新たに六甲商事を設立し、企業から次々と金を騙し取った。東京地検の福永検事は鶴岡をマークするが、彼は証拠を残さずに犯罪を繰り返すのだった。
聖女伝説
殺人罪で服役した後、刑務所から出所した俊夫は裏社会でのし上がろうと、刑務所で知り合った岡野のもとで債権回収の仕事を手伝う。やがて俊夫は銀座の高級クラブを経営する多恵子と出会うが、彼女のバックには政界の黒幕・神崎がいた。俊夫は新たに出会った女性、王麗花にも魅了されながら裏社会で成り上がることを目指し、自分の店を持って自身の目標に近づく。だが数年後、俊夫は空虚な日々を飲酒で紛らわすしかなくなって…。
青葉学園物語
動乱
昭和7年。生活苦のため、姉の薫が芸者として売られることになったと知り、仙台の連隊から初年兵の溝口が脱走した上、捜索隊の上官を殺害するという事件が発生。どうか情状酌量をという宮城隊長の嘆願もむなしく、溝口は銃殺刑に処せられ、宮城も朝鮮の守備隊への転任を命じられる。その地で宮城は、芸者となっていた薫とくしくも巡り合う。その後、宮城は薫を妻にするが、皇道派の青年将校となった彼は次第に苦悩の色を深める。
新宿純愛物語
経歴不詳、頑強な肉体だけが唯一の身分証明というアウトロー・一条寺文麿と、キュートなポニーテールの娘・尾花マリ。新宿の片隅で出会い、恋に落ちた二人は、一挺の拳銃が引き金となって警察と武闘派ヤクザから追われることに……。追いつめられるほどに二人の愛は深まっていくが、その先には凄絶な死闘が待ちうけていた!併映作は『恐怖のヤッちゃん』。
無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ
白昼の悪魔・狙われた人妻
風の歌を聴け
ドリーム号で神戸までと言うと、受付の男は怪訝そうな顔をした。今、東京から神戸まで行くバスはない。10年前の夏休み21歳の“僕”は神戸、三の宮駅前をドリーム号から降りた。昔馴染みの「ジェイズ・バー」に入って行くと、ジェイは「お帰り、友だちが待ってるよ」と言う。指さす方を向くと「春休みからずっと待っていたんだ」と酔った“鼠”がフラついた足どりでカウンターにやってきた...。
野獣刑事
神波史男のシナリオを工藤栄一が監督した。仙元誠三によるキャメラは、光と闇をスタイリッシュに描き出すことに成功している。 雨の夜、ナイフで何度も刺された女子短大生の死体が見つかる。事件の捜査には、有能だが強引なやり方で評判の悪い刑事、大滝も加わった。大滝は恵子という女と同棲している。彼女はかつて麻薬取締法違反で逮捕した阪上の情婦だった。阪上が出所し、恵子の家に転がり込んでくる。大滝と阪上、そして恵子とその息子との、奇妙な共同生活が始まった。大滝は参考人として田中という男を別件逮捕、殴る蹴るの尋問を行い捜査から外されてしまう。阪上は再び覚醒剤に手を出すようになり保護されていった。大滝は恵子に、おとり捜査の協力を願い出る。
殺人遊戯
殺し屋、鳴海昌平が東京に帰って来た。五年前、頭山会会長を仕止めた時、目撃者の秘書、美沙子を殺すに忍びず、ほとぼりがさめるまで外国に逃亡していた。鳴海が銀座で舎弟の文太とホステスのツケの取り立てをやっていると、五年前の目撃者、美沙子に会った。彼女は今では一流クラブのママで、暴力団、勝田組組長の愛人でもあった。
築城せよ!
北の螢
明治時代、北海道開拓の先兵として強制労働を強いられた囚人たちと彼らを収容する樺戸集治監の管理者たちとの血で血を洗う葛藤、そこに集まってきた女たちの愛憎を描く。
土佐の一本釣り ~久礼発 17歳の旅立ち~
君よ憤怒の河を渉れ
西村寿行の同名小説を原作としたサスペンスアクション作品。 検事の杜丘冬人は新宿の雑踏で見知らぬ女から「金品を盗まれ強姦された」と告発され緊急逮捕されてしまう。他の男も「カメラを盗まれた」と供述、逮捕に必要な証拠も揃っていた。自分にかけられた罠を取り除くため、現場検証の場から逃走を図る冬人。女の正体をつかみ彼女の郷里へ向かうが、すでに女は殺されており、冬人は殺人犯として追われることに。日高山中に逃げ延びた冬人は、自分をはめた真犯人が政界の黒幕である長岡了介ではないかと思い始める。
幸福
襲う!!
野獣死すべし
前年の「蘇える金狼」に続き、大藪春彦原作・村川透監督・松田優作主演のトリオが再結集。松田が扮するのは1959年の映画化では仲代達矢が演じた原作の人気キャラ、伊達邦彦。知的でクールという持ち味はそのままだが、かつては戦場カメラマンだったという、そんなトラウマを抱えた主人公像を松田は熱演。迫真の役作り(奥歯を抜いたなど)は伝説的で、鬱屈した現代社会に反旗を翻す、アンチヒーロー映画の傑作に仕上げた。チンピラ役を熱演した共演の鹿賀丈史が、俳優として初めて大きく注目を浴びた作品でもある。 警視庁の刑事が何者かに殺され、拳銃を奪われる事件が発生。犯人はさらに、その拳銃を使って暴力団の賭博場を襲い、現金3千万円を強奪して逃走する。警察の厳戒態勢をあざ笑うかのように姿を消した犯人は伊達邦彦。伊達は通信社のカメラマンとして世界各国の戦場を渡り歩き帰国して退社した今、翻訳の仕事をしている。普段は落ち着いた優雅な日々を送っているが、戦場で目覚めた野獣の血が潜在しており、また、巧みな射撃術、冷徹無比な頭脳の持ち主であった。ある日、大学の同窓会に出席した伊達は、その会場でウェイターをしていた真田に同じ野獣の血を感じ、仲間に入れ大銀行である東洋銀行の支店の襲撃を企む。
女囚さそり 第41雑居房
女囚さそりこと松島ナミは法務省巡閲官の目前で、刑務所長の郷田の隻眼めがけ、尖らせたスプーンの柄を突き刺した。女囚逹への憎悪を燃やす郷田は、石切場の重労働を与えた。ナミは、郷田の企みにより看守の辻らに凌辱される。看守らの隙を突き彼らを殺害し、ナミ、大場ら女囚逹7人は脱走を図る。
修羅雪姫
小池一雄&上村一夫コンビによる同名劇画を、藤田敏八監督が鮮血飛び散る派手な演出でダイナミックに描いたバイオレンス・アクション。文明開化華やかな明治初期を舞台に、母から託された怨念をはらすために、修羅の道を歩く美貌の殺し屋・雪を描く。鬼才クエンティン・タランティーノ監督が『キル・ビル』でオマージュを捧げ、雪の庭園での決闘を見事に再現。ルーシー・リュー演じたオーレン・イシイはお雪がモデルだという。主演・梶芽衣子の魅力が光り、カルト的人気を誇る作品。
香港パラダイス
彩り河
元恋人がかつて派閥争いで争った男と一緒にいる現場を見かけた井川正治郎。一方、銀座で働く田中譲二は昭明相互銀行の社長の自宅を放火したとして容疑をかけられる。やがて、それぞれの事情が交差していく。
土佐の一本釣り
凶弾
少年院出身の荒木英夫、沼田昭彦、内山正一の3人は、北アルプスへ猟銃を撃ちに行った帰りに検問で警察に止められる。そこで昭彦は、少年院出と聞いて手荒になった警察官を殴ってしまう。正一は逮捕され、逃げた2人はその後出頭を考えるのだが...。
祭りの準備
昭和30年代初頭。町の信用金庫に勤める20歳の楯男には、シナリオ作家になるという夢があった。そんな楯男にとってひそかに想いを寄せる存在が幼なじみの涼子だった。しかし、涼子には恋人がいて、どうすることもできない楯男は、隣家の精神異常の娘と寝てしまう…。
無宿人御子神の丈吉 牙は引き裂いた
一万年、後....。
ヒポクラテスたち
医学者のヒポクラテスたらんと、京都の大学医科に入学した6人の学生たち。荻野愛作は恋人の妊娠と中絶をきっかけに生死を扱う医者という職業について考え始め、ガリ勉タイプのみどり、妻子持ちの加藤など、個性豊かな面々と医学とは何かを日々模索し続ける。
そうかもしれない
文筆家の高山治と彼の妻ヨシ子は、平穏な毎日を過ごすごく普通の老夫婦。しかし、ある日突然、ヨシ子が認知症になってしまう。治は少しずつ自分を見失っていく妻を見守ることしかできないでいた。やがて、彼もガンであることが発覚し、2人は特別養護老人ホームと病院で別々に暮らすことになる。
最も危険な遊戯
財界の大物たちが誘拐される事件が相次ぐ中、東日電気の社長である南条が誘拐された。東日電気会長の小日向は、殺し屋である鳴海昌平に五千万円で南条の救出を依頼。鳴海は南条が監禁されている精神病院に潜入し、激しい銃撃戦の末に南条を助け出した。が、南条はすぐに狙撃され死亡してしまう。小日向は南条に、足立という男の殺害を要請する。しかし足立は警視庁特捜部に身を守られていた。
獣たちの熱い眠り
人気プロテニスプレイヤー・三村浩司は、酩酊の末に初めて会った女性・ジューンと一夜を過ごす。後日、見知らぬ男に情事の写真をネタにして脅迫を受けるが、怒りに任せて鉄拳を振るった。たちまちスキャンダル記事が書かれ、三村は追い詰められていく…。
やさぐれ刑事
湘南爆走族
紫色のリーゼントにチョーランとドカン。しかも手芸部部長。彼こそ、四人のツッパリ仲間と一緒に湘南を走り回る湘南爆走族、略して「湘爆」のヘッド・江口洋助。今日もサイレン鳴らして追ってくる警察を振り切って、目指すはいつものラーメン屋。だがそんな彼らの前に、湘南への進出を狙うグループが現れた。湘爆への挑発行為を繰り返していく連中に、オトコ・江口のガマンもついに限界に達する。
唐獅子株式会社
小林信彦の原作小説を映画化したコメディ。四角四面のやくざ社会の杓子定規を思い切りパロディ化。須磨組組員・ダーク荒巻が3年ぶりに刑務所から出てくる。だが出迎えは一人もいない。組のある場所へ着くと、そこには「須磨組」の金看板はなく、「唐獅子通信社」の看板が。実は新しもの好きの親分・須磨が組を会社組織にしてしまったのだ。須磨はビデオ会社、芸能会社も設立。ダークは新人歌手・ひとみのマネージャーとして営業をすることに…。
ペンギンズ・メモリー 幸福物語
マイク・デイビスは戦場から生き延びて帰還するが、戦場で心の傷を負い、気持ちの晴れない日々を送る。図書館司書となったマイクは歌手志望のジルと出会って恋に落ちる。都会でのレコード・デビューが決まったジルはマイクに二人で街に住もうと告げるが、マイクはその申し出を受け入れることができない。
ゴルフ夜明け前
夜叉ヶ池
越前の「夜叉ヶ池」には、竜神が棲んでいるという言い伝えがあった。そしてその竜神を鎮めるには、日に3度、鐘をつかなければならないという。しかし鐘つきの老人が死んだ時、その言い伝えを信じるものはいなかった。そしてついに、竜神が大洪水と共に甦る。
いこかもどろか
夜汽車
幼い頃に生き別れた姉妹の露子と里子。里子が他人の家に預けられる一方で、姉の露子は妹の養育費を稼ぐため、全国を渡り歩いていた。それから16年後、故郷に戻ってきた露子は17歳となった里子と再会を果たす。やがて、同じ人と恋に落ちてしまう2人。歪な道を歩んできた姉妹は、1人の男性をめぐって愛の葛藤に苦しんでいく。
幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬
土佐藩を脱落した幕末の浪人・坂本竜馬が、長州の高杉晋作率いる奇兵隊と力を合わせ、4千の兵で幕府軍15万の兵と戦うまでを描く。
夏の秘密
シネマの天使
122年にわたって、地元の人々に親しまれてきた映画館・大黒座の閉館が決まる。ある晩、新入社員として同劇場で働く明日香は、館内で奇妙な老人と出くわす。謎の言葉を口にして、どこかへ消えてしまった彼に驚く明日香。一方、バーテンダーのアキラは大黒座で映画を観て育ち、自身も映画を撮りたいと思いながら踏み出すことができない。そして大黒座支配人は、閉館するにあたり、複雑な感情を抱いていた。そんな中、大黒座最後の日を迎えるが…。
刑事たちの夏
化石の荒野
5千キロの金塊を積んだ爆撃機が終戦と同時に消え、36年後に一人の男の出世の秘密とともにあばかれてゆく謀略の数々を描く。原作は「黄金の犬」に続いて4作目の映画化作品になる西村寿行の同名小説。脚本は「ヨコハマBJブルース」の丸山昇一、監督は「皮ジャン反抗族」の長谷部安春、撮影は「女高生偽日記」の森勝がそれぞれ担当。
へそ曲がり新左
剣の腕はたつが、偏屈が災いして出世できない旗奉行の新左衛門が娘の恋人を救い、藩を私物化する側用人を斬る人情時代劇。旗奉行の新左衛門は頑固な性格で周囲から煙たがれていた。一人娘・葭江は隣の家の若侍・平四郎と付き合っていたが、新左衛門は気に入らない。ある日、平四郎が次席家老・加藤図書の使いとしてやってきた。加藤は側用人・篠井の専横を憂い、ともに藩の改革をしようと新左衛門に声をかけたのだが、新左衛門はこれを断ってしまう。
自由な女神たち
整形手術をして以前と全く顔になった徳子はトラブルに巻き込まれ温泉街に逃げる。そこで徳子は元同僚で嘘しか言わない咲江と再会し2人はあらためて友情を育む。
Watashi no Aozura
静かなるドン
京都・女性記者シリーズ
救命病棟24時
『救命病棟24時』(きゅうめいびょうとうにじゅうよじ、EMERGENCY ROOM 24HOURS)は、1999年からフジテレビ系で断続的に放送されていた医療ドラマのシリーズ。
救命救急センターを舞台に、外科医・進藤一生と第1シリーズでは配属されたばかりの研修医・小島楓、第2シリーズでは転属間もない心臓外科医・香坂たまきとの葛藤・対立や生命の現場を支えるスタッフたちの戦い、そして患者と家族の交流などを人間性豊かに描いた作品である。
第2シリーズでは学長選挙や出世争い、派閥抗争、院内孤立なども描き、テレビドラマ的なバラエティ要素も取り入れつつ、トリアージや脳死移植を扱った話も挿入された。第3シリーズでは災害医療を描いたものであり東京が大震災に見舞われるという想定シミュレーション要素を取り入れ、第4シリーズでは救命医療の現状を描いたものであり医師不足など救急医療の厳しい現実を取り入れた。また、第1・2シリーズは、本作と同じく江口洋介が主演を務めた「モナリザの微笑」と微妙にリンクしており、進藤と堺(演:杉本哲太)が同じような構図で対決しているシーンが見受けられるほか、特に第2シリーズにはモナリザ関係者が医師役で多数出演している。
全シリーズ通じて主題歌はDREAMS COME TRUEの楽曲が起用され、中村正人は第1・第2シリーズにて音楽を担当している。
居酒屋兆治
1992年7月10日、フジテレビ系の「金曜ドラマシアター」枠で放送された。
相棒
杉下右京(水谷豊)が係長を務める警視庁内の窓際部署「特命係」を舞台にした刑事ドラマ。 超人的な推理力・洞察力を持つ右京が相棒や、米沢守や、角田六郎等の協力者と協力しながら、難事件の捜査を展開し、謎を解き明かしていくミステリドラマを軸とする。併せて相棒や彼らを取り巻く刑事達との人間模様、警察組織との摩擦、社会的な問題、それらに複雑に絡み合う官僚・政治家の陰謀などが併せて展開されている。
世にも奇妙な物語
絶対に笑ってはいけない
本シリーズでは、テーマに合わせたシチュエーションで昼夜に渡る収録を行うが、収録中に参加者は何があっても絶対に「笑ってはいけない」。もしも笑ってしまった場合は、その場で罰を受ける。笑ったら罰を受けるというアイデアは、松本が発案したものである[1]。また、ダウンタウン元マネージャーの藤原寛が進行役として参加者に同行し、メンバーに対して上から目線かつタメ口で喋る。
特急田中3号
田中一郎(田中聖)は、二浪した上に、東京で偏差値が最も低い、東京産業流通大学(通称・三流大)に通うことになった、うそ付きのモテない大学生。ある日、街で見かけた、チンピラと口論する美女・照美(栗山千明)に一目ぼれ。助けるつもりが、逆に不良に殴られ、しかも照美を見失ってしまい、落ち込む一郎…。そんな一郎が、あることから大学の鉄道研究会に入会することになり、徐々に鉄道オタクの世界に足を踏み入れることになります。さて、鉄道オタクたちと、どんな友情、恋愛を育んでいくのでしょう…。
週刊真木よう子
セーラー服と機関銃
弐十手物語
大岡越前の下で働く同心の藤掛飯伍と配下の由造、そして菊池鶴次郎らによる人情物語