原田美枝子に関連する作品一覧
飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ
みをつくし料理帖
夢
黒澤明監督自身が見た夢をベースに、時に美しく、時に残酷な8つの物語がオムニバス形式でつづられ、豊潤なイメージ世界が描かれる作品。きつねの嫁入りを見た少年の話「日照り雨」。花吹雪の中、人形たちが舞い踊る「桃畑」。戦争で生き残った男が体験する不可思議な物語「トンネル」。ゴッホが絵画の世界に入り込んだ「鴉(からす)」。原発の恐怖を描いた「赤富士」など、8つの物語が、時に美しく、時に残酷にオムニバス形式でつづられていく。黒澤監督の豊潤なイメージ世界を堪能できる作品。
絵の中のぼくの村
星とレモンの部屋
HINOKIO ヒノキオ
ある日突然の事故に見舞われ、母サユリを亡くした少年・岩本サトル。彼はそのショックからリハビリを拒否し、車椅子で生活している。また事故以前から部屋に引きこもり、不登校を続けていた。
どろろ
はるか昔、賢帝歴三千四十八年、景光が魔物と契約してから20年後。とある街の酒場で、踊り子に化けた魔物と戦う青年・百鬼丸を目撃したコソ泥・どろろ。百鬼丸は身体の四十八カ所を魔物に奪われており、その欠けた箇所を義肢で補っていた。通りすがりの琵琶法師から百鬼丸の身の上話を聞いたどろろは、その左腕に仕込まれた魔物を爆発蒸散させることのできる妖刀に興味を持ち、つきまとうようになる。初めは鬱陶しがっていた百鬼丸だが、時を重ねていくうちにしだいに心を開き、共に魔物を倒し、元の身体を取り戻すための旅をする。 旅をしていく中で深まる二人の絆と、次々と明らかになってゆく百鬼丸の過去。どろろの両親の仇、醍醐景光とは何者か。何故百鬼丸は身体の四十八カ所を奪われたのか、百鬼丸の本当の両親は誰なのか。その謎が明かされたとき、物語は大きく動き出す。 父の野望のため身体を奪われし者、そして時の権力に両親を奪われし者、失われた身体と心を取り戻すための二人の旅は続く。
はつ恋
CMやテレビで活躍する田中麗奈主演の甘く切ない青春ドラマ。17歳の高校生・聡夏。春休み、母・志津枝が突然入院してしまう。父とのぎこちない二人だけの生活に、改めて母の存在の大きさに動揺する。聡夏は母が大切にしているオルゴールの中から、古い手紙を発見する。それは、母が書いたラブレターで、住所は母の故郷と同じ長野県上伊那郡、宛名には聡夏の知らない“藤木真一路”という名前。母の思いを知った聡夏は手紙の相手を探しに長野行きの高速バスに乗り込むのだった……。
帝都物語
明治45年。実業家の渋沢栄一は、東京の町を軍事面からだけではなく霊的にも守護する“東京改造計画”を始める。しかし、東京の壊滅をたくらむ謎の男・加藤保憲は平将門の霊を呼び覚まそうとする。大正12年、加藤は関東大震災を起こすが、文豪の幸田露伴らの努力によって東京壊滅に失敗する。東京は渋沢らの手によって急速に復興するが昭和2年、加藤が再び東京に現われる。しかしそれを妨害しようとする面々が現われる。
百花
レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)と、ピアノ教室を営む母・百合子(原田美枝子)。ふたりは、過去のある「事件」をきっかけに、互いの心の溝を埋められないまま過ごしてきた。そんな中、突然、百合子が不可解な言葉を発するようになる。「半分の花火が見たい・・・」それは、母が息子を忘れていく日々の始まりだった。認知症と診断され、次第にピアノも弾けなくなっていく百合子。やがて、泉の妻・香織(長澤まさみ)の名前さえ分からなくなってしまう。皮肉なことに、百合子が記憶を失うたびに、泉は母との思い出を蘇らせていく。そして、母子としての時間を取り戻すかのように、泉は母を支えていこうとする。だがある日、泉は百合子の部屋で一冊の「日記」を見つけてしまう。そこに綴られていたのは、泉が知らなかった母の「秘密」。あの「事件」の真相だった。母の記憶が消えゆくなか、泉は封印された記憶に手を伸ばす。一方、百合子は「半分の花火が見たい…」と繰り返しつぶやくようになる。「半分の花火」とはなにか?ふたりが「半分の花火」を目にして、その「謎」が解けたとき、息子は母の本当の愛を知ることとなる――― 。
蝉しぐれ
江戸時代の東北の海坂藩。下級藩士の牧文四郎 の父 は、藩の派閥抗争に巻き込まれ、冤罪によって切腹を命じられた。以後、文四郎は謀反をおこした父の子として数々の試練にさらされる。
映画の肖像 黒澤明 大林宣彦 映画的対話 MAKING OF 'DREAMS'
青春の殺人者
厳格な両親のもと、溺愛されて育った22歳の青年、斉木順。親に与えられたスナックの経営を始めるが、ある日、両親にスナックで手伝いをしている幼なじみのケイ子と別れるよう迫られる。口論の末、父親を殺してしまい、さらには行き違いから母親までも刺し殺してしまう…。
Trespassing Bergman
津田梅子~お札になった留学生~
明治4年、6歳の津田梅は尊敬する父・仙のすすめで、日本初の女子留学生としてアメリカに渡ることになった。当時の日本には女性が質の高い教育を受けられる場がなく、優秀な男性を育てるためには母親にも教養が必要だという北海道開拓使の肝いりで、女子留学生の派遣が決まったのだ。梅のほかには14歳の吉益亮と上田悌、11歳の山川捨松、9歳の永井繁がおり、メンバーの中で最も幼いのが梅だった。仙から「国の期待を背負っていることを忘れるな」と諭された梅子は、小さいながらに家族と離れる寂しさをこらえ、使命を胸に刻んで渡米する。
アメリカで学びはじめて1年後、目の病気にかかった亮と激しいホームシックに襲われた悌の帰国が決まった。やさしい性格の亮を慕っていた梅は大きなショックを受けるが、父の言葉を思い出し、涙をこらえて留学を続ける。
明治15年、17歳になった梅(広瀬すず)は11年間におよぶ留学を終えて帰国。ともに留学をやり遂げた捨松(池田エライザ)や繁(佐久間由衣)と「誰もが学ぶことのできる英語学校を作ろう」と夢を語り合う。 ところが、留学中に北海道開拓使は解散されており、事業を引き継いだはずの文部省は女子留学生に無関心で、梅は働く場所すら見つからない。国費留学生として国のために役立つ存在にならなければと思い続けてきた梅は、がく然。しかも、日本での女性の地位の低さにカルチャーショックを受ける…。
そんな中、繁が留学で出会った男性と結婚すると言い出す。日本の結婚は男女が対等ではないと考える梅は、心から祝福することができず…!? また、梅は繁の紹介で出会った大学教授・神田乃武に胸をときめかせるが、彼は捨松に好意を寄せていることがわかり…!? その後、梅は伊藤博文の妻子の家庭教師として住み込みで働くことになるが…!?
ミロクローゼ
凍河
あなたへ
名優・高倉健が、降旗康男監督とコンビを組んだ20本目で、高倉健の遺作となった作品。
富山の刑務所で指導教官を務める倉島英二に、亡くなった妻・洋子から届いた絵手紙。そこには今まで知らされることの無かった“故郷の海に散骨して欲しい”という洋子の想いが記されていた。その真意を知るために、故郷へ向けて車で一人旅を始める英二。その旅は富山[4]から始まり飛騨高山、京都、瀬戸内、下関、北九州市門司区、そして洋子の故郷である長崎県平戸の漁港・薄香へと続く。風光明媚な地で出会うさまざまな人々と、さまざまな人生。出会いと別れ。そしてそれは英二が洋子の深い愛情に改めて気付かされる旅でもあった。
亡国のイージス
ある日、東京湾沖で訓練航海中だった最新鋭のイージス艦“いそかぜ”が乗っ取られるという重大事件が発生。それは、副長の宮津と某国対日工作員ヨンファが共謀して引き起こしたものだった。すでに艦長は殺害され、乗務員たちも強制的に退艦させられる。さらに宮津は政府に対し、全ミサイルの照準を東京・首都圏内に合わせたことを宣言。しかもその弾頭には、わずか1リットルで東京を壊滅させる特殊兵器“GUSOH(グソー)”が搭載されていた。一方、政府が対応に手間取る中、艦の構造を熟知している先任伍長の仙石が単独で艦を取り戻しに向かう。
蜩ノ記
ある日、城内で刃傷沙汰を引き起こした豊後羽根藩の檀野庄三郎は、厳罰に処せられる代わりに、家老の中根兵右衛門からあることを命じられる。それは、目下幽閉中の身にある元郡奉行・戸田秋谷を監視せよというもの。秋谷はかつて、とある大事件を引き起こして10年後の切腹を命じられ、その間、藩の歴史書である「家譜」の編纂作業に従事していた。庄三郎は、秋谷やその妻子と一緒に生活しながら、秋谷の見張り役を始める。
レオニー
ミスター・ミセス・ミス・ロンリー
ある男が、電柱に手錠でくくられた女をひろい、二人の奇妙な同居生活が始まる。その二人と謎の男・三崎が、15億円を手に入れる計画を練るが…。
ブタがいた教室
6年2組を担任することになった新米教師の星(妻夫木聡)は、食べることを前提として子ブタを飼うことをクラスの生徒たちに提案する。校長先生(原田美枝子)にも相談し、卒業までの1年間26人の生徒が子ブタの面倒を交代でみることになる。最初は戸惑っていた子どもたちも、“Pちゃん”と名付けた子ブタを次第にかわいがるようになる。
恋は緑の風の中
地獄
不義によって産まれた娘が、成長して母親と同じ罪を犯してしまう。死後、彼女は地獄に堕ち、七大地獄を目の当たりにする。業の恐ろしさを描いた幻想劇。
翔べイカロスの翼
カメラをさげて各地をめぐり歩くひとりの若者が、魅力的な被写体としてサーカスに出会う。巨大なテント、命をかけた曲芸、そこには夢と笑いと感動があった。その時から彼の運命は変っていく。サーカス暮らしの中で、若者は芸の魅力にとりつかれ、厳しい訓練を重ね、晴れの舞台にふみ出していく。そしてサーカスの花形、笑いの原点“ピエロ”をめざして、青春のすべてをぶつけて真っしぐらに進んでいく。
女刑事RIKO 女神の永遠
みをつくし料理帖
雨あがる
享保の時代。浪人の三沢伊兵衛とその妻は、長雨のため安宿に居を構えた。ある日、若侍の諍いを難なく仲裁した三沢は、通りかかった藩主・永井和泉守に見そめられ城に招かれる。三沢が剣豪であることを知った和泉守は、彼を藩の剣術指南番に迎えようとする。
ぼくたちの家族
重度の物忘れにより病院で検査を受けた玲子は、末期の脳腫瘍で余命1週間と宣告される。そして認知症のような状態になった玲子は、それまで話すことのなかった家族への本音をぶちまけ、長男・浩介、次男・俊平、夫・克明はうろたえてしまう。やがて経済破綻や家庭内不信など、ごく普通の家族に隠されていた問題が明るみに出てくる。
ロック ~わんこの島~
そして僕は途方に暮れる
自堕落な生活を送るフリーターの菅原裕一(藤ヶ谷太輔)は、長年共に暮らしている恋人・鈴木里美(前田敦子)とふとしたことで口論になり、話し合うこともせず家を飛び出してしまう。それ以来親友、学生時代の先輩や後輩、姉、母のもとを渡り歩く彼は、気まずくなるとそこから逃げ出し、あらゆる人間関係から逃げ続けていく。行き場をなくして途方に暮れる裕一は、かつて家族から逃げた父・浩二(豊川悦司)と10年ぶりに再会する。
半落ち
3日前、アルツハイマー病を患う妻・啓子を自宅で殺害したと、現役の警部である梶聡一郎が警察署に自首して来た。捜査一課強行犯指導官・志木和正の取り調べに対し、素直に犯行を認める梶。しかし、彼は自首するまでの2日間に関しては決して口を割ろうとしなかった。事件を表沙汰にしたくない県警幹部たちは、誘導尋問によって捏造した事実で穴埋めし嘱託殺人として処理しようとする。そんな中、事件はマスコミにリークされ、梶の目撃情報が寄せられて来る。
傘次郎・新子捕物日記 夫婦河童
てぃだかんかん ~海とサンゴと小さな奇跡~
幼いころから海の生物が大好きだった健司(岡村隆史)は、幼なじみの由莉(松雪泰子)と結婚するために故郷の沖縄に戻って来る。母(原田美枝子)の猛烈な反対を押し切ってのゴールインだったが子宝にも恵まれ、自分で始めたレストラン事業もようやくうまくいき始めていた。そんな折り、突然健司は店をやめてサンゴを再生すると宣言する。
翔んだカップル
ふとしたことからひとつ屋根の下に暮らすことになった高校生の男女。期間限定のこの関係の結末とは。
傘次郎・新子捕物日記 夫婦十手
OUT
ごく普通の主婦たちが閉塞状況から逃れるために起こした行動を衝撃的に描いた桐野夏生原作の傑作ミステリーを映画化。監督は「愛を乞うひと」の平山秀幸。4人のパート主婦たちを原田美枝子、倍賞美津子、室井滋、西田尚美という新旧の実力派女優が演じて、ハードな中にもユーモアを感じさせ、爽快な活劇に仕上げている。 東京郊外の弁当工場。深夜パートの主婦たち、香取雅子42歳、吾妻ヨシエ51歳、城之内邦子40歳、山本弥生30歳の4人はそれぞれに悩みや問題を抱えていた。ある日、雅子のもとに弥生から電話が入る。弥生はギャンブル狂の夫・健司の度重なる暴力に耐えかね、ついに寝込みのスキを突いて殺してしまったと言う。妊娠8ヶ月の弥生は泣いてすがり、雅子はやむなく死体を自分の車のトランクに一時的に隠すことに。しかし、弥生はそれから工場に姿を見せなくなってしまった。死体の処理に困った雅子は仕方なく“師匠”と慕うヨシエに協力を持ちかけるのだった…。
明日をへぐる
愛を乞うひと
幼児虐待という凄惨な記憶から逃げていた娘が50年の時を経て再び過去に対峙する、母と娘の愛憎を描いた人間ドラマ。母親から受けた凄まじい虐待という幼児体験から、母を捨て、過去を心の奥に封印してきた照恵。自らも母親になり、一人娘も成長した今、照恵は幼い頃死に別れた父親の遺骨を探す旅に出る。その過程で蘇る壮絶な過去の記憶。やがて、照恵はいまも生きている母・豊子に会うことを決意する…。
大地の子守歌
13歳にして売春宿に売られた少女が、苛酷な運命に耐えたくましく生きつづける姿を描く。四国の山奥で祖母とふたりで暮らしていた少女りん。13歳のとき、祖母が死に、瀬戸内海の小さな島に売春婦として売られる。やがて初潮を迎えたりんは客をとらされる。以来、りんは狂ったように働きつづけた。
北の国から 記憶 前編
乱
戦乱の世を生き抜いた武将・一文字秀虎も70歳を迎え、家督を息子3人に譲ることを決意。長男の太郎には一の城、次男の次郎には二の城、三男・三郎には三の城をそれぞれ与えた上、3人兄弟、仲良く相和して暮らすように説く。だが、三郎は、父の今後の身を案じたのがかえって秀虎の不興を買い、地方へ追放されてしまう。さらに3人兄弟の城を泊まり歩いて余生を暮らすつもりだった秀虎だが、太郎、次郎にそれぞれ疎んじられる。
息子
椎名誠の『倉庫作業員』を原作とする、山田洋次監督の親子愛ドラマ。妻を亡くした父とその息子がしだいに互いの愛情に気づいていく物語。90年代の家族像や社会問題の一面をとらえた名作だ。
火宅の人
家庭を捨て、新劇女優と同棲するなど、苦悩を抱えながらも自由奔放に生きた放浪の作家・壇一雄の自伝的同名小説を「蒲田行進曲」の深作欣二監督が映画化した人間ドラマ。作家・桂一雄は、先妻に先立たれ後妻としてヨリ子をもらう。ヨリ子は腹違いの一郎をはじめ5人の子どもを育ててきた。が、子どものひとりが日本脳炎にかかり重い障害が残ってしまうと、怪しげな宗教にすがるようになっていく。同じ頃、一雄は新劇女優の恵子の虜になり、やがて家を出て恵子と同棲を始める……。
ヘルタースケルター
素性不明の人気ファッションモデル・りりこは、実は全身を作り変えるほど危険な美容整形手術を施しているという重大な秘密を抱えていた。りりこは、その美貌でトップスターになっていくが、美容整形の激甚な副作用と仕事のストレスで、心身共に蝕まれていく。
三面記事の女たち -愛の巣-
2015年2月20日、短編「愛の巣」が『三面記事の女たち -愛の巣-』(さんめんきじのおんなたち あいのす)というタイトルでフジテレビ系「赤と黒のゲキジョー」にてテレビドラマ化された。主演はフジテレビの2時間ドラマは初主演となる田中麗奈。
折り梅
THE 有頂天ホテル
大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」では、ホテルの威信がかかった年越しカウントダウンパーティーの準備で大忙し。そんな中でも副支配人の新堂平吉(役所広司)は、様々な問題に機転を利かせて対応するのだが……。
世界から猫が消えたなら
“僕”は愛猫キャベツと暮らす30歳の郵便配達員。ある日自転車で転んだ彼は、ひどい頭痛に悩まされて病院に行ったところ、脳腫瘍で余命わずかだと宣告されてしまう。ショックで呆然とする“僕”の前に、自分に容姿のよく似た“悪魔”が現われる。うろたえる“僕”に、“悪魔”は「自分にとって大切なものを消せばさらに1日の命をあげる」とささやく。“僕”が悪魔と取引すると、まずいつも持ち歩いている電話が消える。
錆びた炎
ふがいない僕は空を見た
あらすじ 高校生の斉藤卓巳(永山絢斗)は、助産院を営む母子家庭のひとり息子。友人に誘われて行ったアニメの同人誌販売イベントで、あんずと名乗るアニメ好きの主婦・岡本里美(田畑智子)にナンパされる。里美は卓巳を自宅に招き、大好きなアニメキャラクターのコスプレをさせて情事に至る。以降、里美が用意した台本通りにセリフを言いながらコスプレセックスをすることが日常的になっていた。だがある日、卓巳は同級生の松永七菜(田中美晴)に告白され、里美との関係を断つことを決心する……。里美は、元いじめられっこ同士で結婚した夫・慶一郎(山中崇)と二人暮らし。執拗に子作りを求める姑・マチコ(銀粉蝶)からは不妊治療や体外受精を強要され、マザコンの夫は頼りにならず、卓巳との関係だけが心の拠り所だった。しかし二人の関係を夫と姑に知られてしまい、里美は土下座して離婚を懇願するが受け入れられず、代理母を捜すためにアメリカに行くことが決定する……。
子連れ狼
魔夏少女
プルシアンブルーの肖像
CLUB DEJA-VU ONE NIGHT SHOW 松田優作・メモリアル・ライブ
松田が40歳の若さで死去してから1年後の1990年12月3日。生前の彼が兄貴と慕った原田の呼びかけにより、池袋サンシャイン劇場で松田の死を悼む一夜限りのメモリアル・ライブが実現。「CLUB DEJA‐VU ONE NIGHT SHOW」と銘打たれたそのライブは、松田を架空のクラブの不在のオーナーに見立て、水谷扮するボーイの案内で豪華多彩なアーティストが次々と登場しては、各自が松田の持ち歌を歌い、彼への鎮魂の想いを披露する、斬新な演出のステージだった。登場するのは内田裕也、原田、桃井、シーナ&鮎川誠等々。長年門外不出だったこの幻のライブが、構成・演出を手掛けた崔洋一自身の再編集により鮮やかによみがえった。
釣りバカ日誌2
重役たちの無能さに、嫌気が差した一之助。ある日、前原運転手(笹野高史)に東京駅まで送らせて、ついに消息不明となる。心配した一之助の妻・久江(丹阿弥谷津子)が、伝助に捜索を依頼。魚心あれば釣り心。そこは釣りバカ。独自のアンテナを発揮して、太田八郎(中本賢)の運転する車で伝助が向かったのは、釣りのメッカ愛知県伊良湖岬。 そこで一之助は、ワケありの美人・間宮弥生(原田美枝子)と一緒に過ごしていることが伝助にバレてしまい、一悶着となるが・・・
海辺のリア
映画や演劇界の往年の大スターである桑畑兆吉。芝居をこよなく愛しながらも、しかしせりふが覚えられなくなった彼は俳優業を引退。長女の由紀子と、その夫でかつては兆吉の弟子でもあった行男にうまく言いくるめられて遺書を書かされた末、体よく老人ホームに入居させられた兆吉は、ある日施設から脱走。海辺をひとりあてどなくさまよっているところで、兆吉は、かつて愛人との間にもうけた非摘出子の娘・伸子と偶然出会う。
北の宿から
ダンプ渡り鳥
超能力者 未知への旅人
奇跡のリンゴ
岩木山が日本最大のリンゴ畑を見下ろす青森県中津軽郡。この地で生を受けた木村秋則(阿部サダヲ)は、幼い頃から学生時代にかけて、車やバイク、エレキギターなど機械いじりに夢中になって過ごしていた。高度経済成長によって生み出されたモノの仕組みに対する興味は人一倍で、当然ながら一帯を覆うリンゴ畑や農業への関心はゼロだった。後に、この農業に人生を賭けることになろうとは、学生時代には全く想像できなかった。そんな彼に転機が訪れる。リンゴ農家の娘・木村美栄子(菅野美穂)とお見合い結婚して木村家に入ることになったのだ。農業もリンゴも秋則にとっては初めての経験だったが、苦労しながらも何とか技術を身に付けてゆく。やがて、妻の身体に異変が起きる。リンゴは農薬なしでは生産不可能な果物だったが、その農薬が美栄子の身体を蝕んでいたのだ。繰り返し散布する農薬の影響で皮膚がかぶれ、数日間寝込むこともあった。これをきっかけに、絶対不可能と言われていた“リンゴの無農薬栽培”への挑戦を決意する秋則。美栄子の父・征冶(山崎努)の協力を得て、私財を投げ打って挑戦を続けるが、およそ10年の間、奇跡が起きることはなかった。畑は痩せ、周囲の農家には“カマドケシ(破産者)”と疎まれ、家族は貧困にあえぐ。追い詰められ、自殺を決意した秋則は1人、岩木山を登る……。とその時、荒れ果てた山野に立つ1本の樹が目に止まった。その枝には、果実がぶら下がっていたのだ。“なぜ、こんなところに……?”疑問に思いながらその樹に近づいた秋則は、そこで奇跡の糸口を掴む……。
トラック野郎 突撃一番星
UFOブームの熱気に浮かされる桃次郎は、夜の国道で宇宙人と見まごう美女えり子と遭遇、たちまち一目惚れしてしまった。元トラック野郎の詐欺師・玉三郎が彼女と幼なじみだと知った桃次郎は、現役に復帰したがっていた彼を助手に雇い、仲を取り持つという約束を取り付ける。玉三郎の手引きでえり子に再会した桃次郎は、イルカ調教師という彼女と親しくなろうと、カナヅチも顧みず積極的にアタックを繰り返す。
赤穂城断絶
「柳生一族の陰謀」の深作欣二と萬屋錦之介が忠臣蔵に挑んだ大型時代劇。様式美にとらわれないドキュメンタリータッチの作風で描く。 吉良上野介に対し刃傷に及んだ浅野内匠頭が切腹させられ、赤穂はお家断絶となり、領地を召し上げられてしまう。大石内蔵助は家臣たちから誓紙血判を集め、仇討ちの準備を始める。
恋
パーマネント・ブルー 真夏の恋
女刑事RIKO 聖母の深き淵
もどり川
歌人として才能を発揮できず、自暴自棄な生活を送る苑田岳葉。彼は病気の妻を顧みず、歌のために遊び呆けていた。やがて、彼はとある歌集を出版し、一躍時の人となる。
魔術はささやく
果し合い
非・バランス
その後の仁義なき戦い
敗戦直後の広島・呉。復員してきた広能は、その度胸ときっぷの良さを買われ、山守組の一員となる。それを機に、弱小勢力だった山守組は組織を拡大していき、ついには他組織と全面抗争する勢力へと発展。そして、日本暴力団抗争史上で最も多くの血を流した「広島ヤクザ抗争」が幕を切る。
茶々 天涯の貴妃
浅井長政とお市の方との間に生まれた茶々、はつ、小督の姉妹。姉妹が幼い頃、長政はお市の兄でもある織田信長に滅ぼされ、母子は織田家の重臣、柴田勝家のもとに預けられる。だが今度は羽柴秀吉が勝家を攻め滅ぼし、お市は自害し、姉妹は秀吉の囚われ人として暮らすことに。時が流れ、はつ、小督が嫁いだ後、1人で暮らす茶々のもとに、ある日秀吉が現われる。彼は、茶々に側室として世継ぎを産んで欲しいと懇願する。
琥珀の夢
あゝ野麦峠
60歳のラブレター
仕事一筋だった孝平と専業主婦のちひろは孝平の定年退職を機に離婚することを決める。一方、妻に先立たれた医師の静夫は、海外医療小説の監修依頼をしてきた翻訳家の麗子に思いを寄せていた。やがて家政婦の仕事を始めたちひろが麗子の家に通うようになり…。
國士無双
Maki
式部物語
68歳の新入社員
昔ながらの味と信頼で親しまれ、そこそこの人気を保っている和菓子会社の羊堂本舗。新たな客層をつかむため、新規事業開発に乗り出すことになった。そのリーダーを務めるのが28歳の工藤繭子(高畑充希)。他社からヘッドハンティングされてきた彼女だが、新規事業開発の難しさに悪戦苦闘し、社内のプレッシャーにもさいなまれていた。 そんなある日“新入社員”として68歳の仁井本和夫(草刈正雄)が、突然、繭子の部下として配属されてきた。繭子は和夫が自分より40歳も年上だと知り、あ然として、怒りすら覚えてしまう。「過去を自慢しながら仕事をするのか?それともまっさらな新入社員として新たな仕事をするのか?」と突きつけた上で、指導役を引き受けるが、スマホを持たず、タブレットも知らない和夫に途方に暮れる。 “新入社員”の和夫は、長年の羊堂本舗での勤務を終えた後の引退生活に飽きてきたところだった。企業戦士時代の仕事への情熱が再燃していたタイミングでの再入社に、意欲がかき立てられていた。新たな部署での上司が40歳年下であることには苦笑するが、久々に仕事ができるとあって、非常に前向き。とはいえ、40歳年下の“ボス”に仕える新しい環境での仕事は一筋縄ではいかない。家庭では、しっかり者の妻・文子(原田美枝子)が和夫の様子を気にかけ、陰で支えてくれていた。 驚きの出会いから始まった繭子と和夫の2人の関係に、徐々に変化が表れていく。結果を求められる仕事のプレッシャーにさいなまれ、追い詰められていた繭子は、会社人生の終わりを覚悟するほどのとんでもないトラブルを起こしてしまう。さらにプライベートでも、恋人の小野諒(小瀧望)との関係までぎくしゃくして落ち込む繭子に、社会人としても、人としても大先輩である部下の和夫がかけた言葉とは? 価値観も世代も性別も立場も違う上司と部下の2人は、度重なるハードルを乗り越えてお互いを認め合うことができるのか?そして働くことの価値をどう考え、ビジネスで光明を見つけ出すことはできるのか!?
犬夜叉 鏡の中の夢幻城
ついに宿敵・奈落を倒した犬夜叉。その直後から満月が何日も続き、奈落の分身・神無と神楽を利用して「天空の姫」と名乗る妖怪・神久夜が復活する。彼女はかつて弥勒の祖父によって封印された妖怪で「天女を喰らい、永遠の命を手に入れた」といい、かごめの神通力に目を付けて彼女を鏡の中の夢幻城に連れ去った。
学校の怪談4
小学生の恒と弥恵という兄妹は、夏休みに海辺の町、戸野崎を訪れるが、到着早々、町は数十年ぶりという大嵐に襲われてしまう。しかもその翌日から、町の子どもたちがなぜか行方不明になる事件が続発する。数十年前、校舎ごと大嵐に襲われた児童たちの呪いだと地元の子どもが脅える中、ついに恒までが消えてしまう事態に。弥恵は兄を取り戻そうと、当時の事件を知るとされる、町で文房具店を営む不思議な老人、関川を訪ねる。
幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬
土佐藩を脱落した幕末の浪人・坂本竜馬が、長州の高杉晋作率いる奇兵隊と力を合わせ、4千の兵で幕府軍15万の兵と戦うまでを描く。
木曜組曲
耽美派大女流作家・重松時子は4年前、謎の薬物死を遂げた。それから毎年、時子を偲び、時子の館に集う5人の女たちがいた。今年も例年にならい、木曜日を挟んで3日間集まることとなった。5人はそれぞれ、まだ時子の死に割り切れないでいた。その日、彼女たちのもとに花束が届いた。花束に添えられていたカードには、“皆様の罪を忘れないために、今日この場所に死者のための花を捧げます”というメッセージが。時子の死を他殺と受け取らせるような内容に、各自が4年前に立ち返って推理し始める…。
怖がる人々
『麻雀放浪記』『怪盗ルビイ』に続く和田誠監督作品第3弾は、日常生活での思わずヒヤリとする恐怖感やちょっとした妄想をテーマを描く、極上のエンタテイメント。ハラハラドキドキの「怖がる人々」を演じるのは、ご覧の通りの超豪華キャスト。そして他にもアッと驚くスターたちが特別出演しています。
ともだち
日活の児童映画第二作目。公害の街を舞台に、明るい少年と、岩手から転校してきて気管支喘息にかかった少女との心の触れあいから、「友情」「思いやり」を描き、そして、現代社会の歪みを告発する。
こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
北海道で医大に通う田中(三浦春馬)は、ボランティア活動を通じて体が不自由な鹿野(大泉洋)と出会う。鹿野は病院を出てボランティアを募り、両親の助けも借りて一風変わった自立生活をスタートさせる。ある日、新人ボランティアの美咲(高畑充希)に恋をした鹿野は、ラブレターの代筆を田中に頼む。ところが美咲は田中の恋人だった。
なんとなく、クリスタル
ストロベリーロード
北の国から記憶
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ
Hidden Sun
恋人岬
眠れる森
15年前のクリスマスイブ、福島県で市会議員一家が惨殺される。12歳の次女だけが奇跡に無傷だった。第1発見者の大学生・国府が逮捕された。現在、ランの植物園で働く大庭実那子は小学生の時、家族を交通事故で失い、そのショックで当時の記憶が曖昧になっている。美那子にはエリート商社マンの恋人、濱崎輝一郎がいる。3カ月後のクリスマスに結婚を控え、幸福を実感していた。伊藤直季はイベント専門の照明会社に勤めるライティングデザイナー。ある日、直季のもとに幼なじみでフリーライターの中嶋敬太から「国府が出所した」という情報が届く。直季は4年付き合った恋人・由理に「これから出逢わなきゃいけない女がいる」といい、突然の別れを告げる.美那子はある日少女時代にもらった手紙を見つけ、そこに「15年目の今日眠れる森で逢いましょう」とあることに気づく。2日後に迫っていた約束の日、美那子は長い間背を向けていた故郷へ過去を辿るように一人旅に出る。そして、森の中で危険な凶器の笑顔の青年・直季に逢う。美那子の過去を全て知る直季と出逢ったことから美那子の平穏な日常は崩れ、続発する不可思議な事件に襲われていくのだった...。
火怨·北の英雄アテルイ伝
55歳からのハローライフ
Kimi o Omouyori Kimi ni Aitai
逃亡者 RUNAWAY
江口洋介×阿部寛共演で描く、かつてアメリカと日本を熱狂させた名作ドラマをモチーフにした本格的な人間ドラマ!身に覚えのない妻殺しの罪を着せられた男には逃亡者となるほかに道はなかった…。迫り来る追跡者の影におびえ、絶望にさいなまれながらも逃げ続ける男。追う者は…有能だが組織になじまぬ一匹狼、失点を挽回しようと必死な女性刑事、出世の階段を駆け上がることに懸命なキャリア警官。彼らは上下関係の葛藤と縄張り争いを繰り返しながら執拗に男の追跡を続ける…。妻を殺し、男を逃亡に追い込んだ事件の真相とは?その真犯人は…?逃亡者と追跡者、そして事件をめぐる構図。三つの極、三つの流れが、やがて一つに収斂し、大きな感動の奔流を形作っていく。妻殺しの汚名を着せられ逃亡する保護観察官・永井徹生を江口が、永井を執拗に追いかける一匹狼の刑事・峰島隆司を阿部が演じるほか、水野美紀、加藤浩次、長澤まさみ、原田美枝子、原田芳雄ら豪華キャストが物語を彩る。
ハチロー
Namiki-ie no Hitobito
流れ星
水族館に勤務する皆から慕われている平凡な主人公。しかし、彼には秘密があった―。人生に絶望したヒロイン。彼女は、自分なんてクラゲのように溶けてなくなりたいと死に場所を探していた―。そんな2人が、ふとした偶然で出会った時、運命の歯車が狂いだす…。すべては悲しい嘘から始まった―。そこに愛が生まれたとき、初めて自分が犯してしまった現実に苦しめられる。生と死、正義と悪、そして本当の愛とは何かを真正面から問いかける「究極の純愛」が始まる…。このドラマは、人生に絶望した男女が偶然出逢い、様々な困難を経て真実の愛に目覚めていく姿を通して「本当の愛」とは何かを真正面から問いかけるラブストーリーである。
影の車(2001年版)
「松本清張特別企画・影の車」。2001年2月19日21:00-22:54、TBS系列にて放映。第38回ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞受賞(原田美枝子)作品。
怪奇大作戦 ミステリー・ファイル
幸せになろうよ
あいくるしい
脚本家・野島伸司が「家族」をストレートに描いたドラマ。市原隼人と綾瀬はるかが姉弟役で共演。次男には神木隆之介、次女・松本梨菜、母・原田美枝子、父・竹中直人、祖父・杉浦直樹という豪華キャストが出演。この7人を中心とした田舎町で暮らす家族の絆を描く、心の奥が温かくなるドラマ。
追跡~失踪人捜査官・石森新次郎
追跡〜失踪人捜査官・石森新次郎(ついせき〜しっそうにんそうさかん・いしもりしんじろう)は、TBS系で放送される月曜ゴールデン枠で2008年1月28日に放送された作品である。製作は梟雄舎、TBS。
新参者
東野圭吾の本格ミステリーを阿部寛主演でドラマ化! 原作の「新参者」(講談社刊)は、東野圭吾が10年以上に渡ってその成長を描き続け、ファンの中では絶大な人気を誇る“加賀恭一郎シリーズ”の8作目。日本橋署に赴任してきた“新参者”の加賀刑事が人形町を舞台に殺人事件に挑む。彼の捜査線上に浮かんだ容疑者は、なんと人形町商店街の人々全員!? 容疑者を突き止めるべく、加賀は街の“新参者”として複雑に入り組んだ商店街の人間関係を解き明かしていく。そして、最後に浮かび上がった真犯人とは…!? ミステリーとしてのハラハラ感と、人の心の奥底に突き刺さるヒューマンドラマとしての温かさ。この相反する二つの要素を、阿部寛が絶妙のコントラストで引き出していく。
阿部寛、黒木メイサ、溝端淳平らレギュラー陣のほか木村祐一、泉谷しげる、笹野高史、原田美枝子、三浦友和ら豪華俳優陣が脇を固める。また、杏、市原悦子、香川照之、草刈民代、寺島進、夏川結衣、倍賞美津子、速水もこみち、原田芳雄ら多彩なゲスト出演者たちもこのドラマに一層の深みを与える。
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子
藤堂比奈子は警察学校を優秀な成績で卒業した新人刑事。一見明るく真面目な態度で勤務する彼女だが、心に深い闇を持っており、興味の対象は殺人犯が人を殺害する心の"スイッチ"は何かという疑問を解明すること。
個性豊かなメンバーと共に捜査をしていくうちに、様々な性格を持った猟奇的犯罪者と対峙していく。はたして彼女の抱く疑問の答えは見つかるのか?
結婚式の前日に
結婚式を100日後に控えながら「脳腫瘍」と診断された娘と、そんな娘の前に28年ぶりに現れた型破りな母による“ヒューマンラブストーリー”。主人公が病気になるからといって決してシリアス&お涙頂戴ストーリーではなく、観る人の心を明るく前向きにする、結婚式までの100日間を描いていく。芹沢ひとみ(香里奈)は築地で寿司屋を営む父・健介(遠藤憲一)に男手ひとつで育てられた。中堅不動産会社の中で、男性社員に負けじとマンション開発に携わっている。その一方で医師の園田悠一(鈴木亮平)と婚約中で、100日後に結婚式を控えていた。そんな彼女はある日突然「脳腫瘍」と診断され、このままでは命も危ぶまれる状態と知る。100日後には結婚式だというのに……。しかも、そんな彼女の前に、28年前に出て行った母・可奈子(原田美枝子)が突然現れる。可奈子は自分の夢を追って、家を、そして日本を飛び出した超自由人で型破りな女。だが、ひとみの結婚を知った可奈子は、結婚式の前日に娘に三ツ指をつかれて挨拶されるのが夢で帰国し、結婚式にも出る気満々だった。28年間ほったらかしで、どれだけ勝手な母親なんだと可奈子と口論になるひとみ。破茶滅茶な可奈子の行動はひとみには理解不能で今さら母親ぶられても腹立たしいだけ、母の身勝手な愛を絶対に許すことなんてできない!一方の可奈子はそんなのお構いなしに「ひとみを死なせない」と意気込み積極的に娘に関わっていく。こうして、娘と母の100日間におよぶ闘いが始まった!
雲霧仁左衛門
SMAP×SMAP
三面記事の女たち-愛の巣-
角田光代が実際にあった事件の三面記事を元に執筆した極上サスペンスを映像化! 田中麗奈、原田美枝子、寺島しのぶ、板谷由夏という豪華実力派女優たちが、美しくも恐ろしいサスペンスに挑む!
潤一
来月に出産を控えた映子は、自身がインストラクターを務める太極拳教室を訪ねた際、レッスン中に飛び込んできた一人の青年、潤一と出会う。見様見まねでも美しい動きを見せる潤一に、目が離せない映子。ある日、たまたまコーヒーショップに居合わせた潤一と映子はそのままホテルに行き……。
透明なゆりかご
1997年・夏。17歳のアオイ(清原果耶)は、アルバイトの看護師見習いとして「由比産婦人科」へやってきた。いきなり中絶手術の現場を目の当たりにし、衝撃を受けるアオイ。院長の由比(瀬戸康史)、看護師の紗也子(水川あさみ)、榊(原田美枝子)らスタッフは、妊婦ひとりひとりにしっかりと向き合い、支えていた。アオイの母・史香(酒井若菜)は不器用でコミュニケーション下手な娘を心配するが、アオイは独特の感受性と根の優しさで、妊婦さんたちの心に寄り添ってゆく。「命って、何だろう…」産まれてくる赤ちゃんの圧倒的生命力にうち震えながら、アオイは自問自答し、少しずつ成長してゆく。
20~30代の女性を中心に圧倒的な共感を呼んでいる、沖田×華さんの漫画作品をドラマ化。物語は幸せな出産ばかりでなく、中絶や死産といった産婦人科の“影”の部分にも向き合いながら、時に明るく、時に切なく、主人公たちの命への“祈り”にも似た想いをつむいでゆく。
僕のいた時間
主人公、澤田拓人(さわだたくと)は、筋肉が徐々に衰えて呼吸困難に陥り最終的には人工呼吸器をつけないと死に至ってしまう病気、筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)という難病と闘う若者。生きる目的を漠然としか考えていなかったが、自分の余命がわずかだと知り、残された人生を模索していくという物語。今を生きる若者が、難病に侵され、命のリミットを初めて意識した時、恋人とはどう向き合うのか?家族とはどう向き合うのか?未来ある主人公・澤田拓人は、自分の病気とどう向き合っていくのか?
このドラマの脚本を手がけるのは『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女の生きる道』『僕の歩く道』『フリーター、家を買う。』など多数のヒューマンドラマの名作を描いてきた橋部敦子。時に切なく、そしてハートウォーミングに・・・数々の名作ドラマを手がけてきた橋部敦子が描く、主人公たちの苦悩や葛藤(かっとう)の姿もみどころの一つとなっている。
水色の時
長野・松本の厳しい冬。物語は、高校生の松宮知子(大竹しのぶ)が、凍死寸前だった一人の青年・隅谷吾郎(篠田三郎)を助けたことから始まる。看護師として働く母・房子(香川京子)の影響もあり、知子はやがて医学の道を志すように。自分や弟2人の進学・独立で、やがて家族が離れ離れになることに寂しさを感じた知子。そんな娘に、母は家族の意味を語る。青春真っ盛りの若者たちと、青春をくぐりぬけてきた親たち。世代を超えた心の交流を描いた作品。
フクロウと呼ばれた男
政治家や財界のトップを数々の大スキャンダルの中で導いてきた日本の名フィクサーは、そのキャリアと権力の絶頂期に、家族を立て直すことは国を立て直すことよりも困難であると気づく。
俺の話は長い
この物語の主人公は、世間一般でいうダメ男である。31歳。大学中退後コーヒーにはまり起業したものの失敗。6年前から無職のニート。自分でも何とかしたい気持ちはある。だが彼には口げんかだけは誰にも負けない…。という特殊能力があり、ヘリクツを駆使し、自分のダメさを誤魔化し続けて生きてきた。ところが…。「マイホーム建て替えのため一時避難で転がり込んでくる姉家族」によって彼の人生が一気に動き出す…。果たして彼はこの災難を乗り越え、自立する事が出来るのか…? これは「変わるのが怖い、しんどい」がゆえにヘリクツをこきまくるダメ男の、奮闘や挫折やしょうもなさと、それに翻弄されながら絆を深めていく家族を笑いながら見守るホームドラマです。
向田邦子 イノセント
2012年3月24日から4月14日までWOWOWのドラマWで放送されたテレビドラマ。 「男女の愛」を題材にした向田邦子の短編4作を原作に、WOWOWシナリオ大賞や優秀賞を受賞した脚本家がリメイクしオリジナルストーリーとしたオムニバス作品。
モーツァルト・イン・ザ・ジャングル
娘の結婚
高橋留美子劇場
子連れ狼
俺の話は長い ~2025・春~
ニートの雄、岸辺満(生田斗真)は36歳になった。いったん決意した就職も2か月でクビ、得意の口八丁と居直りで再び喫茶店を営む母親に寄生しながらのうのうと生きている。
だが綾子(小池栄子)が岸辺家にやってくる。目的は綾子が早期退職しポラリスを継ぐという相談だった。
綾子との大喧嘩の末「だったらポラリスごと家を売ればいい」と口走る満。ところが房枝(原田美枝子)も売却に賛成。そして大学生になった綾子の娘・春海(清原果耶)も売却話を聞きつけやってくる。綾子の夫、光司(安田顕)も何やら思いがあるらしい。
勢ぞろいした一家の喧々諤々再び…。
墓穴を掘った満は果たしてニートを脱却し、宿無し人生を阻止することができるのか?!
坂の上の雲
司馬遼太郎の同名小説を、NHKが全3部構成・13話で、足掛け3年に亘り放送した特別ドラマ。日本が近代国家へと歩み始めた明治時代、伊予国(現在の愛媛県)・松山に3人の男がいた。後に連合艦隊参謀として日本海海戦の勝利に貢献する秋山真之、その兄で日本騎兵の父となる好古、俳句・短歌の中興の祖となった正岡子規。彼らはただ前のみを見つめ、明治と言う時代の坂を上ってゆく。
匿名の恋人たち
人の目を見られない天才ショコラティエが出会ったのは、人に触れられない製菓メーカーの御曹司。他人と関わることを避けてきた2人だったが、なぜかお互いの存在だけは平気なことが判明し...。