池田良に関連する作品一覧
名前
妻と別れ、経営する会社も倒産し、茨城の片田舎に身を寄せた中年男の正男。彼は幾つもの名前を使い分け、身元を偽りながら暮らしていた。ある日、勤め先で彼の嘘が発覚しそうになるが、その時、彼を「お父さん」と呼ぶ女子高校生が現われる。笑子と名乗るその少女のおかげで難を逃れた正男だったが、彼は笑子にまったく心当たりがない。彼女に振り回されるうち、正男はいつしか笑子に本当の親子のような情を覚えていくが…。
Ghost Dance
東京組曲2020
岸辺露伴 ルーヴルへ行く
特殊能力を持つ、漫画家・岸辺露伴は、青年時代に淡い思いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の噂を聞く。それは最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。時は経ち、新作執筆の過程で、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は取材とかつての微かな慕情のためにフランスを訪れる。しかし、不思議なことに美術館職員すら「黒い絵」の存在を知らず、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。そこで露伴は「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事に対峙することとなる…
マイスモールランド
政治的な弾圧から逃れ、幼い頃に家族とともに来日して以来、ずっと日本で育った17歳のサーリャ。埼玉に父と中学生の妹、小学生の弟の家族4人で暮らし、地元の高校に通う彼女は同世代の日本人と何ら変わらないごく普通の日常を送っていた。学校の先生を夢見る彼女は進学のためにバイトを始め、そこで東京の高校に通う聡太と出会い、互いに惹かれ合うようになる。そんな中、サーリャ一家の難民申請が不認定となってしまう。在留資格を失い、移動制限によって県外へ出ることができないばかりか、働くことも許されないサーリャたち家族は、たちまち追い詰められてしまうのだったが…。
瞬きまで
恋人たち
よだかの片想い
直木賞作家・島本理生の恋愛小説を、「幕が下りたら会いましょう」「今日も嫌がらせ弁当」の松井玲奈主演で映画化。 女子大生の前田アイコは、顔の左側に大きなアザがある。幼い頃から畏怖やからかいの対象にされてきた彼女は、恋や遊びはすっかりあきらめ、大学院でも研究ひと筋の毎日を送っていた。そんなある日、「顔にアザや怪我を負った人」のルポタージュ本の取材を受けて話題となったことで、彼女を取り巻く状況は一変。本は映画化されることになり、監督の飛坂逢太と話をするうちに彼の人柄にひかれていく。飛坂への片思いを自覚したアイコは不器用に距離を縮めていく一方で、自身のコンプレックスとも正面から向き合うことになる。 飛坂役に「グッド・ストライプス」の中島歩。「Dressing UP」で注目を集めた安川有果監督がメガホンをとり、「性の劇薬」の城定秀夫が脚本を手がけた。
炎上シンデレラ
初主演映画を撮影中にスキャンダルを起こして炎上し、表舞台から姿を消した女優の安西みつほ。彼女の主演映画でメイキングの撮影を担当していた田代良一は、いつかみつほを主演に映画を撮りたいと願っていたが、その夢も潰えてしまう。そして1年後、2人は偶然再会し、田代はここぞとばかりに自分の夢を語るが、みつほは芸能界を追放された身であることから、実現の可能性はゼロだった。しかし、そこへ小劇団を主宰しているという謎の男・山倉賢太が現れる。みつほは山倉の劇団の舞台に出演することになり、彼女と離れたくない田代は、舞台のメイキング撮影を引き受けるが……。
MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
とある広告代理店に勤める吉川朱海は、大手広告代理店へ転職することを決めているが、プライベートも後回しになるほど仕事に追われていた。ある月曜日の朝、彼女は後輩二人組から「僕たち、同じ1週間を繰り返しています!」と言われ、やがてほかの社員たちもタイムループの中に閉じ込められていることを確信する。しかし、脱出の鍵を握る永久部長はそのことに気付く気配がない。社員たちのさまざまな思いが交錯する中、彼らはチームプレーで異常事態からの脱出を目指す。
ハローグッバイ
菊とギロチン
大正末期、関東大震災直後の日本。世の中には不穏な空気が漂い、閉塞感ばかりが増していた。そんな中、東京近郊に女相撲一座「玉岩興行」がやって来る。女力士たちは元遊女の十勝川をはじめ、わけありの娘ばかりで、新人力士の花菊もまた、夫の暴力に耐えかねて家出した貧しい農家の嫁だった。
愛なき森で叫べ
作する若者や悲しみを抱える女性たちだけでなく、その家族の人生にまで入り込み、思いのままに彼らを操る詐欺師。そのゆがんだ欲望は尽きることがない。
幸福な囚人
無口で不器用な会社員の澤田には不妊症をきっかけにうつ病になった妻の存在があった。澤田はそんな妻を献身的に支えていたが、彼自身も次第に精神を病んでいく。そんな中、澤田の同僚として岸本という男が海外企業から転職してくる。澤田とは対照的に自信に満ち溢れた性格の岸本と親しくなるが、岸本の暴力性や猟奇的な一面を目の当たりにしてしまう。そんな岸本に恐怖感を覚える一方で、危険な魅力を放つ岸本のカリスマ性に徐々に魅せられていく。そして岸本から「もっと本能に忠実になれ」と吹き込まれ、心が揺れ動いていく澤田は、女性社員の美奈子と不倫の関係になってしまうが……。
由宇子の天秤
ドキュメンタリーディレクターの由宇子は、3年前に起きた女子高生いじめ自殺事件の真相を追っている。由宇子は、事件の奥に潜む真実を模索することに妥協を見せなかった。このため、テレビ局の保守的な方針や政治と対立し、逆境にも立たされる。だが、由宇子は取材対象者の閉ざされた心を揺さぶり、掴んでいった。 そんな時、由宇子は学習塾を経営する父の政志が起こしたある行動を知り、「正しさとはいったい何なのか?」と衝撃を受ける。真実を明らかにしたいという信念で活動してきた由宇子は、究極の選択を迫られる。
Sexual Drive
獣道
宗教団体を渡り歩く母親によって入れられた宗教施設で7年間過ごした愛衣(伊藤沙莉)は、教団が警察に摘発されたことで保護され中学校に通い始めるが、うまくなじめなかった。彼女は居場所を求めて転々とし、やがて風俗の世界へ足を踏み入れる。一方、愛衣の理解者で彼女に思いを寄せる亮太(須賀健太)は、半グレ集団に身を置き……。
満月、世界
NN4444
『犬』
抑圧的な恋人と婚約したばかりの主人公・楓が、夜道で突然「犬」のように女に吠えられ、その女のことを忘れられなくなってしまう。
『Rat Tat Tat』
とあるパーティに出かけた一組の夫婦が、大勢の人々で賑わう会場で得体の知れない狂気に包まれていく。
『VOID』
不慮の事故で友人を亡くした高校生・麻木。その周りで少しおかしな現象が起こりはじめて–––。
『洗浄』
湖のほとりで飲み会を楽しむ若者たち。1人が溺れかけたことをきっかけに、全員が水の呪いに飲み込まれていく。
雪子 a.k.a.
記号のように過ぎていく29歳の毎日に、漠然とした不安を感じている小学校教師の雪子。
不登校児とのコミュニケーションも、彼氏からのプロポーズにも本音を口にすることを避け、ちゃんと答えが出せずにいる。
ラップをしている時だけは本音が言えていると思っていたが、思いがけず参加したラップバトルでそれを否定され、立ち尽くしてしまった。
いい先生、いいラッパー、いい彼女に...なりたい?と自問自答しながら誕生日を迎えた。でも現実は、30歳になったところで何も変わらない自分でしかない。
それでも自分と向き合うために一歩前へ進んだ彼女が掴んだものとは―――。
涉过愤怒的海
長浜
サユリ
“最恐傑作”と呼ばれる同名人気ホラー漫画の実写映画版。夢のマイホームへと引っ越した神木家だったが、その家に棲みつく少女の霊“サユリ”によって、次々と不可解な現象に襲われ、やがて恐怖のどん底に突き落とされる。
やがて海へと届く
引っ込み思案の真奈と自由奔放なすみれは親友同士だったが、一人旅に出たすみれはそのまま行方知れずになる。親友がいなくなって5年が過ぎても真奈は彼女の不在を受け入れられずにいた。そんな折、真奈はすみれと以前付き合っていた遠野からすみれが大事にしていたビデオカメラを渡され、そこに残されていた彼女の秘密を知る。
私の奴隷になりなさい 第3章 「おまえ次第」
大手広告デザイン会社で働く目黒が、不倫相手の明乃と別れてから2年後。目黒の妻・希美は妊娠していたが、目黒は何人もの“奴隷”の女性と付き合い、SM好きが集まるバーに出入りする。ある晩、かつて彼と街で擦れ違ったという繭子がバーにやって来るが、目黒は猛烈に彼女を“調教”したいと願い、それを実行に移す。それを受け入れた繭子は、どんどんと美しくなっていくが、目黒には彼女と明乃が重なって見えるようになる。
おいしくて泣くとき
神ノ牙‐JINGA‐
ダブル・ファンタジー
数々の男たちと快楽に溺れながらも“女を生き尽くす”ヒロインの物語。
「第22回柴田錬三郎賞」「第4回中央公論文芸賞」「第16回島清恋愛文学賞」をトリプル受賞した村山由佳の同名小説をドラマ化する。本作は、夫の支配と性の不一致から逃れるため家を出た35歳の女性脚本家・高遠奈津 が主人公。奈津は次々と男に抱かれ、性の快楽に溺れていく。不倫と性描写が話題となった衝撃作だが、単なる官能小説ではなく、「妻」として“安定という束縛”の下生きることを放棄し、「女」として“自由という孤独”の世界に身を投じる生き方を選んだ女性を描いたことで、30代から40代を中心に多くの女性の共感を得た。
そんな主人公を演じるのは、今年、奈津と同年齢を迎える水川あさみ。映画『後妻業の女』でも妖しく天真爛漫なホステスを演じた水川が、露出をいとわぬ役柄に体当たりで挑む。また、奈津に“乗り越えられる”男たちを村上弘明、田中 圭、眞島秀和、栁 俊太郎らが熱演。
この、年代やタイプの違う美丈夫たちが、ラブロマンスを精神と肉体の両面から彩る。
監督は、「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」など数々の話題作を手掛けてきた御法川修が担当する。
空白を満たしなさい
ある夜、土屋徹生(柄本佑)がふと目覚めると、そこは会社の会議室だった。
いつものように家に帰ると、妻の千佳(鈴木杏)が言葉を失いおびえているようで、様子がおかしい。
そこへ1歳だったはずの息子が起きてくるが、どう見ても4歳にはなっている。
やがてひとりの役人が訪ねて来てこう言った――「あなたは亡くなったんです、3年前に」。
テレビやネットには、死んだはずの人間が世界中でよみがえっているというニュースがあふれていた。
だが徹生には死の記憶がない。会社の屋上から転落したというが、事故・自殺、どちらも身に覚えがなく釈然としなかった。
もしや――生前、何かにつけてつきまとって来たあの男・佐伯(阿部サダヲ)に殺されたのではないだろうか?
徹生の会社の警備員をしていた佐伯は、格差と孤独への恨みを徹生にぶつけ、嫌がらせを繰り返していた。
深まる謎を前に、答えを追い求める徹生。だが千佳は何かを隠しているようだ。
徐々に解き明かされていくそれぞれの心の闇。
徹生たちは、もう一度人生をやり直せるのか。
そして、その果てに見いだす真実とは……?
HOTEL -NEXT DOOR-
創業以来日本の高級ホテルの象徴とも言われ、業界をリードしてきた老舗ホテル・プラトン。しかし競争激化にともない、その経営は悪化していた。客数も落ち、従業員の士気も低下。そんな凋落したプラトンの総支配人として、ある日一人の男が招聘される。男の名は三枝克明(ディーン・フジオカ)。ホテル経営のプロで国内外の不振ホテルに現れては、その整理・売却に一役買うと噂された通称“ホテル座の怪人”。就任わずか数ヶ月の間に、コンシェルジュ・レストラン・ウェディング部門など、様々な部署やサービスの現場に神出鬼没を繰り返しては、切り口鋭い業務改善を実践していく。従業員からは反発の声があがり、混乱の渦に飲まれるプラトン。しかし彼には隠された秘密と大きな別の目的があった…。
OZU ~小津安二郎が描いた物語~
日本を代表する映画監督・小津安二郎の生誕120年を記念し、小津がメガホンをとった初期サイレント映画を現代設定に置き換え、オムニバスドラマ形式でリメイク
生きるとか死ぬとか父親とか
吉田羊と國村隼がW主演を務め、親子の愛憎と家族の裏表を描く。原作は、ラジオパーソナリティーのジェーン・スーが、自身の家族との出来事と思い出を書いたリアルストーリー。トキコ(吉田)は、たった一人の肉親・哲也(國村)と折り合いは悪いが、時々外食をしながら話をする関係。そんな中、父についてのエッセーを連載することに。
忍びの家 House of Ninjas
優秀な忍びとしての生活を捨ててから数年。家族の団結を失ってしまった一家は、平和を脅かす大きな危機に立ち向かうため、再び影の任務を引き受けることになる。
目の毒すぎる職場のふたり
愛なき森で叫べ : Deep Cut
上京してきたばかりのシンは、知り合った仲間たちと自主映画を作ることになり、メンバーの妙子を通して、友人の美津子を狙う詐欺師・村田丈の存在を知る。村田は見た目は明るく魅力的だが、巧みな話術と大胆な行動で他者の心を操る冷酷な人物。
映画は村田をモデルに彼の罪を暴こうとするが、シン達は逆に村田のペースに乗せられ、予想もつかない惨劇が始まってしまう。シンと美津子を連れて逃げ延びた村田は、美津子の家族を巧みに洗脳し金を奪い、被害者を互いに殺し合わせるのだった。
家政夫のミタゾノ
松岡昌宏扮する女装家政夫・ミタゾノ――
それは依頼人の家庭の事情を覗き見してはぶち壊していく、家事スキルは完璧だけれど超絶迷惑な家政夫。
ホメる男に知りたい女
ひだまりが聴こえる
難聴になって以来、人と距離を置くようになってしまい独り静かに過ごしていた大学1年生の杉原航平(中沢元紀)。そんな時に出会ったのは、明るくまっすぐな性格の同級生・佐川太一(小林虎之介)だった。お腹を空かせていた太一にお弁当をあげたことがきっかけで、太一は航平のノートテイクのボランティアを引き受けることに。土⾜で航平の⼼にずかずかと踏み込んでくる太一の性格に、いつしか居⼼地の良さを感じるようになった航平は…。
ノートテイクを介して繋がってゆく、不器⽤な2人の⼼を繊細に描いた、切なくも儚いヒューマンラブストーリー。
きみの継ぐ香りは
99.9 -刑事専門弁護士-
本作は連続ドラマとしては初めての「刑事専門弁護士」をメイン題材にした「リーガル・エンターテインメント」作品である。1話完結形式であり、連続ドラマとしては初めて「刑事専門弁護士」に特化したドラマとして制作されたという。タイトルの「99.9」は、日本の刑事事件における裁判有罪率99.9%を意味しており、残された0.1%の無罪を解き明かす弁護士が本作の主人公である。