『工藤夕貴』に関連する作品一覧

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BLOOD THE LAST VAMPIRE

1966年、秋。ベトナム戦争最中の、日本の中のアメリカ——米空軍・横田基地。ファントムF4戦闘機があわただしくスクランブル発進する基地周辺を殺伐とした空気が包む中、街では不審な自殺が相次いでいた。 地下鉄・銀座線、浅草行最終列車。殺風景な車両にたたずむひとりの少女。大人をも射すくめる強い眼差しと、堅く結ばれた唇が秘めた意志を物語る──彼女の名は小夜(SAYA)。人間社会に身を潜めた吸血鬼<翼手>を倒すため、「組織」が送り込んだ救世主。セーラー服に身を包んだ小夜は、日本刀を武器に基地内のアメリカンスクールに潜入したが……。

ヒマラヤ杉に降る雪

第二次世界大戦からの復興が進む1954年冬、しんしんと雪が降り積もるワシントン州サン・ピエドロ島。漁に出た男が溺死し、日系人カズオ・ミヤモトが殺人容疑で逮捕される。裁判所には夫を見守る妻ハツエと、複雑な思いで彼女を見守る新聞記者イシュマエルの姿が。二人は幼少時を共に育ち、密かに心をかよわせた過去があった。やがてイシュマエルは裁判を左右する意外な真相を探り当てるが、法廷に提出することをためらう。戦争によって引き裂かれたアメリカ青年と日系女性の心の軌道が美しいフラッシュ・バックで謳いあげられていく。

ピクチャーブライド

ラッシュアワー3

在米香港領事館の大使が、中国マフィア“シャイシェン”の存在を突き止めたために狙撃される。一命をとりとめた大使と娘を守るかたわら、シャイシェンを追跡することになったリー捜査官とカーター刑事。事件を解く鍵がフランスにあることを突き止めた2人は、パリへ飛ぶ。

ミステリー・トレイン

物語は「ファー・フロム・ヨコハマ」「ア・ゴースト」「ロスト・イン・スペース」と名づけられた3話からなるオムニバスで、それぞれの話の人物たちが、互いに知らないまま、別々に同じ夜汽車を見、エルビスの〈ブルー・ムーン〉を聞き、そして翌朝1発の銃声を耳にする、ワン・ナイト・ストーリー。

リミッツ・オブ・コントロール

逆噴射家族

新興住宅地にトラックがやって来た。今日は小林家の引越しの日である。小心で生真面目、家族をこよなく愛する優しい父・小林勝国は、20年間のローンでようやく小さな庭付き一戸建て住宅を手に入れたのだ。母・冴子は、天真爛漫で底抜けに明るい女性だが、観葉植物を我が子のように可愛がるヘンな癖がある。東大をめざして浪人中の息子・正樹は、受験勉強がたたってかいつも異様に眼をギラつかせ、明けても暮れても暗記に没頭している。娘のエリカは、アイドルタレントを夢見て、常に演技のマネゴトに熱中している女の子。郊外で健康的かつ明るい家庭を築きあげるのが勝国の夢であり、新居の前に家族と共に立った時、彼の胸は充足感でいっぱいだった。翌日から、イソイソと健康器具等を買い込み、勝国は理想的な家族設計を実行に移して行く。ある日、勝国の兄の家を追い出された祖父・寿国が舞い込んで来た。頑健で愉快な寿国を最初は暖かくむかえる家族だったが、あまりの無遠慮かつ奔放な振る舞いに、次第に反感を覚えるようになる。また、一人増えたことで狭い団地住いの悪夢が甦ってきた。危惧した勝国は悩み抜いた末、この家に祖父の為の地下室を作る事を思いつき、スコップで、シャベルで、はたまた砕岩機まで買い込んで穴掘りに精を出し始めた。穴掘りも中盤にさしかかった頃、白蟻が現れた。せっかく手に入れた新居を白蟻に食いつぶされてたまるものかと、とり憑かれたように殺虫剤を撒き、灯油をぶっかける勝国。悪戦苦闘の末、ようやく白蟻を退治したが翌日、会社にいても白蟻の幻影が頭から離れない彼は会社を飛び出して家に取って返した。勝国は、今や完全に狂気のまなざしで砕岩機を振り回し、水道管を突き破った。家族の怒りが爆発し、くんずほぐれつの戦いが始まる。一軒家の中で激しい戦いが繰広げられたため、家屋が傷つき崩壊してしまった。一家はガード下で吹きさらしの生活を始めた。

ヘヴンズ・バーニング

新婚旅行でシドニーへやって来た日本人カップル。しかし、夫ユキオが仕事の関係者と飲んでホテルへ戻ると、妻ミドリは姿を消していた。この事件は大々的に報じられるが、実はユキオから逃げるためのミドリの狂言誘拐であった。彼女への復讐を誓うユキオ。一方、ミドリは銀行強盗に巻き込まれコリンという男に出会う…。

ケーキの切れない非行少年たち

小平恵17歳。都内の公立高校に通う、普通の女の子です。でも、恵はどんなに頑張っても勉強ができず、「やる気がない」と言われてしまいます。実は、恵のIQは76。知的障害(IQ70未満)ではないものの、平均値には及ばない“境界知能”に該当します。境界知能を持つ人たちは、統計的に全人口の14%いるとされ、35人のクラスに5人はいる計算です。恵はその事実を誰からも気づかれず、平均的な知能の人たちと同じ土俵で勝負させられ、社会から取り残されてきたのです。そして、ある過ちから子どもを身籠り、その結果、生まれてきた赤子を・・・。これはフィクションではなく、現実に起きた悲劇を元にした物語です。

台風クラブ

台風の接近とともに言いようのない感情の高ぶりを見せ騒乱状態に陥る中学生たちの姿を瑞々しく描き出した青春映画の傑作。監督は「セーラー服と機関銃」「ションベン・ライダー」の相米慎二。東京近郊の地方都市。私立中学校のプールに夜、5人の生徒たちが泳ぎにやってくる。彼女たちは先に来ていた男子生徒に気づき、イタズラをするが度が過ぎて溺死寸前の状態に追い込んでしまう。翌朝、ニュースでは台風の接近を告げていた。以来、生徒たちの間で徐々に何かが狂い始めていくようだった……。

カラカラ

佐賀のがばいばあちゃん

この国の空

終戦が近い東京で、母、叔母と共に暮らす19歳の里子は、何度も降り掛かる空襲に恐怖し、結婚適齢期なのに戦況が悪化し結婚など望めそうもない状況に不安を抱いていた。そんな中、丙種により徴兵を免除され、妻子を疎開させ一人で生活している隣人・市毛の身の回りの世話をすることに楽しみを見いだした里子に、いつしか自らのうちに潜む女性としての本能が芽生え…。

インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜

おそらく、日本の明治時代のある地方。アメリカ人文筆家のクリス(ビリー・ドラゴ)は、愛する優しい日本人女性・小桃(Michie)の行方を求め、日本各地を放浪していた。彼が川の中にある浮島の遊郭を訪れると、小桃の姿を発見することはできなかったが、客引きを全くせず薄暗い部屋の奥で座っている、妖しい雰囲気の女郎(工藤夕貴)を指名した。クリスは一夜を過ごすことになったその女と話すうち、彼女の醜い素顔を初めて知って驚く。顔面の右側が上部に引っぱられるように歪んでいて、これでは男の情欲を萎えさせてしまうに違いないと考える。彼女は哀しい眼をしながら、「ウチの顔、ぼっけえ、きょうてえ(岡山地方の方言で、とても怖いという意味)じゃろ……でも、ウチのアソコはしまりがいいと評判なんじゃ」と優しく話しかけてくる。やがて女は自らの悲惨な身の上を語りつつ、クリスが探す小桃のことを話し始めた。女郎として売られこの遊郭にやってきた小桃は、愛する男のきっと迎えにくるとの約束を信じていたが、ある日、自殺してしまった。それを聞かされたクリスは、激しく落ち込むが、その話は真実なのかと疑問に思う。まだ怖ろしい夜は、始まったばかりであった……。

戦争と青春

東京の下町。1人の少女が昔の話を聞こうと父に質問するが、彼はなぜか答えようとしない。そんなある日、父の姉が道路に飛び出した子どもを助けようとして、交通事故に遭ってしまう。それをきっかけに、父は娘に昔の話を語り始める。

激突!キョンシー小僧VS史上最強のカンフー悪魔軍団

青い山脈’88

花園の迷宮

昭和17年、秋元多恵が主人を務める横浜の遊廓ホテル福寿老に、美津と冬美の姉妹が売られてくる。その翌日、多恵の夫の市太郎が他殺体で発見され、ボイラーマンの荘介も腹を刺されて重体になった。カナダから帰国した市太郎の姉のキクは多恵が犯人に違いないと証言、警察も多恵を拷問するが、回復した荘介の証言により多恵は釈放された。だが今度はキクが殺され、キクに客を取らされ投身自殺した美津の遺体も見つかった。すべての部屋の会話が地下のボイラー室で盗み聞きできることに気づいた多恵は、荘介が犯人だと知り激しいショックを受ける。

風の絨毯

りんごのうかの少女

L change the WorLd

世界を震撼させたキラ事件が佳境を迎えていた頃、タイのとある村で新種のウイルスによるバイオテロが発生し、某国は事件の証拠隠滅のため爆撃によって村を焼き払った。そのウイルスはインフルエンザ並の流行性とエボラウイルス並の致死率を掛け合わせた恐るべきものだった。 自分の命とワタリの死という代償を負ってキラ事件に終止符を打ったLは残りの時間をかけて世界中の難事件をたった一人で解決していた。だがタイの事件の生き残った少年「BOY」と、ワタリに託されるはずだったウイルスを携えた少女・真希の来訪に端を発し、Lは「人類削減計画」を掲げる環境保護団体『ブルーシップ』が関わる事件の解決に動き出す。

WE ARE LITTLE ZOMBIES

両親を亡くし火葬場で出会ったヒカリ(二宮慶多)、イシ(水野哲志)、タケムラ(奥村門土)、イクコ(中島セナ)は、感情を失った自分たちの心を取り戻すため、それぞれの家を巡り始める。やがてたどり着いたゴミ捨て場で、LITTLE ZOMBIES というバンドを結成。そこで撮った映像が話題を呼び、社会現象になるほどのヒットを記録する。

ブライトン・ミラクル

座頭市 THE LAST

祝辞

SAYURI

主人公は、貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女。辛く厳しい日々の中で、全ての希望を見失ったとき、立派な身なりをした“会長"と呼ばれる、ひとりの紳士との運命の出会いが訪れる。「もう一度、あの人に会いたい…」儚い願いを胸に、少女は美しく変貌を遂げ、ミステリアスな輝きを放つ瞳と天性の聡明さによって、やがて花街一の芸者“さゆり"となる。そして、ついに芸者として会長と再会することになるが、その先には過酷な運命と激動の時代が待ちうけていた…。

青の帰り道

2008年、東京近郊の町で、共に青春を過ごしてきた7人の若者たちの高校卒業が間近に迫っていた。歌手になる夢を抱いて上京する者、受験に失敗し浪人する者、突然の妊娠で結婚を決めたカップル。そんな彼らは、それぞれの思いを胸に新しい生活へと踏み出していく。3年後、7人の人生は大きく変化していた。

本場ぢょしこうマニュアル 初恋微熱篇

舞台は東京郊外の中規模都市。丘の上にある県立藤ヶ丘女子高等学校では、美しくのどかな雰囲気にふさわしく、生徒たちも健康でのびのびと何の悩みもなさそうに育っている。 高二の春休みも近い。生まれて初めて本当にオトコが欲しいと思ったみちこはラブレターを書いて渡すが返事がない。何故だ!そんなことがあるはずがない。みちこと幼なじみの同級生・広美は、工業高校のラグビー部のスーバースター大谷直人とつき合っている。初めての本当の恋だ。しかし困った!みちこがラブレターを渡した相手はなんと大谷だったのだ…!

東京が戦場になった日

太平洋戦争末期、「学徒出陣」で若い学生が戦場に駆り出されたのはよく知られているが、本土への空襲が激化してくると、帝都防災のために、「学徒消防隊員」(軍隊へ兵役猶予されていた理科系及び医系の学生)や「年少消防官」(18歳未満の少年)として駆り出され消防署に勤務させられた若者たちがいたことは、あまり知られていない。

The Chronicle

ギャルと恐竜

琉球の風 DRAGON SPIRIT

17世紀初頭、薩摩の侵攻で苦難に陥った琉球王国が舞台。近代琉球の発展に尽くす主人公・啓泰と琉球舞踊家の弟・啓山を中心に、若者たちの人間模様を描いた。大河ドラマ初の半年間放送。総集編の一部を沖縄言葉で放送した。

サイコドクター

白虎隊

Undeclared

山女日記〜女たちは頂を目指して〜

『山女日記』(やまおんなにっき)は、湊かなえによる連作長編小説。季刊文芸誌『GINGER L.』(幻冬舎)2012年春号から2013年冬号に連載され2014年7月10日に幻冬舎から刊行、『山と溪谷』(山と渓谷社)2015年8月号掲載の番外編「カラフェスに行こう」を加え2016年8月5日に幻冬舎文庫から文庫化された。さまざまな思いや悩みを抱えて山を登る女性たちの複雑な心理を山々の風景とともに描写した新スタイルの山岳小説[1]。

『山女日記〜女たちは頂を目指して〜』(やまおんなにっき おんなたちはいただきをめざして)と題しNHK BSプレミアム「プレミアムドラマ」でテレビドラマ化され、2016年11月から12月に放送された[2]。

着飾る恋には理由があって

主人公は、“着飾る女”真柴くるみ。インターネット通信販売で若者から支持を集めるインテリアメーカー「el Arco Iris」(エル・アルコ・イリス=スペイン語で“虹”の意)の広報として、プレスリリースやメルマガの作成、メディアの取材対応、広告宣伝のPR活動を担当。「el Arco Iris」を興した社長・葉山祥吾 からも一目置かれている。会社に貢献したいと宣伝を兼ねて始めたSNSでは10万人近くのフォロワーを持ち、インフルエンサーとしても活躍。会社のため、フォロワーのため、そして密かに想いを寄せる葉山社長のため、「憧れの存在」であり続けようと背伸びし努力する日々——。